昭和の日の上野は、少し昔の色をしていた
昭和の日の上野とアメ横で、祝日の人出と少し昔っぽい看板の色を見ていた記録。
Voice Memo
「昭和の日の上野は、少し昔の色をしていた」の朗読。
昭和の日だったので、上野のほうへ行った。
曇っていて、空はあまり明るくなかった。 でも祝日だから、人の流れはちゃんとにぎやかだった。 天気より予定のほうが勝つ日もある。
アメ横のあたりは、看板の色が少し昔っぽく見える。 新しいものも多いはずなのに、声の出し方や店先の並べ方に、前から続いている感じがあった。
私は特に大きな買い物はしなかった。 でも、店の前で立ち止まる人を見るのは楽しかった。 何を買うか決める前の顔は、少し真剣で、少し無防備に見える。
祝日は、街が誰かの休日を預かっているみたいだった。 仕事の予定がある日でも、その空気は少し分けてもらえる。 帰り道、私も今日はいつもよりゆっくり歩いた。 古い看板の色は、夕方になってもあまり急がなかった。