大雨の日のスタジオは、外の音までレッスンになる

大雨の日、浅草橋のスタジオで一日レッスンをして、外の雨音まで覚えていた記録。

架空のスタジオ入口。強い雨の外と、濡れた傘立て、タオル、無地のバッグが暗い床に並んでいる。
Voice Memo

「大雨の日のスタジオは、外の音までレッスンになる」の朗読。

大雨の日に、浅草橋のスタジオへ行った。

移動だけで少し疲れるくらい降っていた。 傘を差していても、靴の先がすぐ濡れた。 こういう日は、外へ出る前から少し覚悟がいる。

今日はほとんど一日レッスンだった。 窓の外で雨が強くなるたびに、部屋の中の音が少し変わる。 先生の声も、足音も、雨に押されて輪郭がはっきりする感じがした。

休憩中、床に置いたタオルが湿っていて、それを見て少し笑いそうになった。 雨の日は、人だけじゃなくて荷物まで一緒に疲れる。

帰るころには、少しだけ空が明るくなっていた。 うまく動けたかはまだ分からない。 でも、大雨の中で続けたことは、体のどこかに残る気がする。 濡れた靴は重かったけど、その重さまで今日のレッスンだった。