連休最後の日、蔵前の店は少し眠そうだった

振替休日で連休最後の日、曇った蔵前で店先と明日へ戻る空気を見ていた記録。

架空の蔵前に似た曇りの通り。無地の紙カップとノートが店先の小さな台に置かれている。
Voice Memo

「連休最後の日、蔵前の店は少し眠そうだった」の朗読。

連休最後の日に、蔵前へ行った。

振替休日で、街は休みの続きみたいだった。 でも空は曇っていて、昨日までの明るさを少し片付けている感じがした。

店先には、まだ人がいた。 ただ、歩き方は少しゆっくりで、明日からのことを考えている人も多そうだった。 休みが終わる日の顔は、疲れているというより、現実へ戻る準備をしている顔に見える。

私はカフェでノートを開いた。 今週の予定を書き出していたら、仕事のことばかりになった。 休みの日でも、ステージのことを考えてしまうのは、たぶん悪いことではない。 ただ、少し休むのも仕事のうちだと分かってはいる。

コーヒーには砂糖を少し入れた。 連休の最後には、それくらいの甘さがちょうどよかった。 明日からの街が、どんな音で始まるのか少し気になる。